ケミカルピーリングの効果を徹底解説|ニキビ・毛穴・シミ改善の理由と選び方ー福岡・沖縄の医療脱毛ならKANNO'A.clinic(カノアクリニック)

ニキビや毛穴の開き、シミなどをまとめてケアできるとして人気のケミカルピーリング。古い角質を落とし肌の生まれ変わりを促すことで、さまざまな肌悩みを改善します。
この記事では、効果の理由や種類の選び方を分かりやすく解説します。
<目次>
- ケミカルピーリングとは?仕組みと基本効果をわかりやすく解説
- ケミカルピーリングで得られる主な効果
- ケミカルピーリングの種類と特徴
- どれくらいで効果が出る?回数・頻度・持続期間の目安
- ケミカルピーリングの副作用・リスク・注意点
- どんな人に向いている?向いていない?
- まとめ
ケミカルピーリングとは?仕組みと基本効果をわかりやすく解説
ケミカルピーリングは、フルーツ酸やサリチル酸などの薬剤を使って、肌の表面にたまった“いらない角質”を優しく取り除くケアです。角質がどんどん積み重なると、ニキビ・くすみ・毛穴の黒ずみ・ごわつきなどのトラブルが起こりやすくなります。
ピーリングは、古い角質をスムーズに落としやすい状態にして、肌が本来の明るさやなめらかさを取り戻すのを助けてくれます。
古い角質を取り除く仕組み
ケミカルピーリングでは、薬剤が肌の表面に作用し、役目を終えた古い角質が自然に肌から離れやすい状態になります。
無理に“剥がす”のではなく、肌の更新サイクルが滞って溜まってしまった角質を、負担をかけずに取り除くようサポートします。
この働きによって、
- 表面のざらつきが滑らかになる
- 毛穴の黒ずみや詰まりが減少する
- ニキビの原因となる汚れが溜まりにくくなる
といった改善が期待できます。
医療ピーリングとエステピーリングの違い
ケミカルピーリングには、大きく分けて「医療クリニックで行うもの」と「エステで行うもの」があります。
クリニックでのピーリング
- 医療資格者が行うため安全性が高い
- 高濃度の薬剤を使えるので、効果を実感しやすい
- ニキビや毛穴などの悩みをしっかり改善したい人向け
- 肌トラブルが起きた場合でも、すぐに診てもらえる
エステでのピーリング
- 濃度の高くない薬剤を使用するため、効果は穏やか
- リラックスしながら受けられる
- 肌トラブルが起きた時に自分で皮膚科へ行く必要がある
- 即効性は弱め
エステのピーリングは、医療資格者による診察・治療が行えないため、肌トラブルが起きた際の対応が限られます。
その点、医療機関では肌状態を確認しながら適切な薬剤を使用できるため、より安全に高い効果を目指すことができます。
ケミカルピーリングで得られる主な効果
ケミカルピーリングは、肌表面にたまった古い角質や汚れを取り除き、肌の生まれ変わりのリズムを整えることで、さまざまな肌悩みに働きかけます。ニキビや毛穴の詰まりだけでなく、シミ・小じわ・くすみといった幅広い症状にアプローチできるため、多くの医療機関で基礎的なスキンケア治療として採用されています。
ここでは、ケミカルピーリングで期待できる代表的な効果をご紹介します。
ニキビ・ニキビ跡の改善効果
ケミカルピーリングは、ニキビの原因となる毛穴の詰まりを取り除くのに非常に有効です。毛穴の入り口が開いて固まった角質や皮脂が取り除かれることで、炎症を起こしにくい肌環境に整います。
また、肌の生まれ変わりが整うことで、
- 赤みの残ったニキビ跡が薄くなる
- ざらつきや凹凸が目立ちにくくなる
といった改善も期待できます。
毛穴の黒ずみ・詰まり・開きの改善
毛穴の黒ずみやポツポツとした詰まりの多くは、角質と皮脂が混ざって固まった汚れが原因です。ピーリングはこの汚れが自然に落ちるのを助け、毛穴の中をクリアな状態に保てるよう働きます。
継続することで、
- 黒ずみが目立たなくなる
- 毛穴の影が薄く見える
- 過剰な皮脂分泌を抑えやすくなる
ため、開いた毛穴の引き締まりにもつながります。
シミ・くすみの改善(美白作用)
ケミカルピーリングは、肌の表面にたまった古い角質を取り除くことで、肌全体の明るさが出やすくなるという特徴があります。角質が分厚くなると肌がくすんで見えるため、ピーリングで表面を整えることで、透明感が戻ります。
さらに、生まれ変わりのリズムが整うことで、シミのもととなる色素が肌の外に排出されやすくなり、
- 肌のトーンが均一になりやすい
- 色素沈着が薄くなる
といった効果も期待できます。
小じわ・ハリ改善(エイジングケア)
角質が厚くなると、肌のキメが乱れて細かいシワが目立ちやすくなります。ピーリングで表面の状態が整うと、肌がなめらかになり、光の反射が均一になることで小じわが目立ちにくくなるというメリットがあります。
また、ターンオーバーが整うことで肌の水分保持力が上がり、
- 乾燥小じわが改善されやすくなる
- ふっくらとしたハリ感が戻りやすくなる
といったエイジングケア効果が見込めます。
肌質改善・化粧ノリの向上
古い角質や汚れが落ちることで、肌表面がなめらかに整い、肌触りが均一で柔らかくなるのもケミカルピーリングの大きな特徴です。
この変化により、
- ファンデーションが密着しやすくなる
- メイクくずれがしにくくなる
- スキンケアの吸収が良くなる
といったメリットがあり、日常のスキンケアやメイクの質も高まります。
ケミカルピーリングは顔以外の部位にも施術可能
ケミカルピーリングは顔の施術が一般的ですが、クリニックによっては背中・胸・首・手(手の甲)・お尻など、体のさまざまな部位にも使用できます。
背中ニキビやざらつき、首のくすみ、手の甲の乾燥や色調の乱れなどにも効果が期待でき、顔だけでなく全身の肌質改善に応用できる治療です。
ケミカルピーリングの種類と特徴
ケミカルピーリングには複数の種類があり、使用する薬剤によって得られる効果や刺激の強さが異なります。医療機関では、肌質や症状に合わせて適切な薬剤を選ぶことで、より安全に高い効果を引き出すことができます。
ここでは、代表的なピーリング剤の特徴をわかりやすく解説します。
サリチル酸マクロゴール(SA)
サリチル酸マクロゴールは、医療機関で広く使用されているピーリング剤のひとつで、角質の除去力と肌への優しさのバランスが非常に良いのが特徴です。
- ニキビ・毛穴詰まりに特に効果的
- 赤みや強い刺激が起こりにくい
- 皮脂が多い肌でも使いやすい
- 医療機関で扱われるため安全性が高い
サリチル酸は皮脂に馴染みやすいため、毛穴の内側に溜まった汚れにも作用しやすく、繰り返すニキビや黒ずみに悩む方に適しています。
マッサージピール(PRX-T33)

マッサージピール(PRX-T33)は、TCA(トリクロロ酢酸)と過酸化水素を組み合わせた専用薬剤を使用し、肌の表面に負担をかけることなく、真皮層に働きかけることのできるピーリング治療です。
従来のピーリングとは異なり、肌の表面にあまり作用しないため、施術後の赤みや皮むけが少ないのが大きな特徴です。
- ハリ・弾力の向上
- 小じわの改善
- 毛穴の引き締め
- くすみの改善
- ニキビ跡の凹凸にアプローチ
といったエイジングケア効果が期待できます。施術中は薬剤をなじませるように軽くマッサージするため、「マッサージピール」という名前がつけられています。
グリコール酸
グリコール酸はAHA(フルーツ酸)の一種で、分子が小さいため肌の表面になめらかに浸透しやすいのが特徴です。
- 角質のごわつきが強い肌に向く
- 肌表面のざらつき改善に効果的
- 透明感を引き出しやすい
- 初回は刺激を感じる場合もある
比較的しっかりめに角質を整えるため、くすみや肌のトーン改善を目指す方に用いられることが多いです。
乳酸ピーリング
乳酸はグリコール酸に比べて分子が大きく、作用がゆるやかで刺激が少ないのが特徴です。そのため、ピーリング初心者の方や乾燥肌でも使いやすい成分です。
- うるおいを保ちながら角質ケアができる
- 刺激が苦手な方でも試しやすい
- 乾燥・くすみ改善に向いている
肌表面を柔らかくしながら明るさを引き出してくれるため、乾燥によるくすみや化粧ノリの悪さが気になる方に適しています。
どれくらいで効果が出る?回数・頻度・持続期間の目安

ケミカルピーリングは、1回の施術でもある程度の変化を感じやすい治療ですが、肌質改善としてしっかり効果を定着させるには、複数回の継続が必要です。
ここでは、医療機関で一般的に案内されている効果実感の目安を分かりやすくまとめます。
1回で実感できる効果
1回のピーリングでも、多くの方が以下のような肌表面の変化を感じることがあります。
- 肌のざらつきがやわらぐ
- 肌がワントーン明るくなる
- 化粧ノリが良くなる
- 肌が柔らかくなる
特にサリチル酸マクロゴールやグリコール酸などは、角質への作用がわかりやすく出やすいため、1回でも変化を感じやすい治療です。
ただし、ニキビ跡・毛穴の開き・くすみなど、根本的な肌悩みの改善は数回の継続が必要となります。
継続施術での改善ペース(3〜5回)
多くの医療機関では、ピーリングは1~4週間ごとの間隔で5回~の継続を推奨しています。
継続することで、
- ニキビができにくい肌状態が定着
- 毛穴の黒ずみ・開きが少しずつ目立たなくなる
- 肌のトーンが均一になりやすくなる
- キメが整い、なめらかさが高まる
といった“肌質そのものの改善”が進んでいきます。
特に毛穴やくすみ、ニキビ跡は1回だけの施術よりも定期的に継続していくことで差が出やすい部位です。肌のターンオーバーが整ってくることで、次第に効果が安定し、より長持ちします。
効果の持続期間とメンテナンス頻度
ピーリングの効果は、肌質や生活習慣によって個人差がありますが、1回の施術でも数週間ほど状態の良さを感じる方が多いです。
ただし、角質は時間とともにまた蓄積していくため、良い状態を維持するには定期的なケアが必要です。
一般的なメンテナンス頻度の目安は:
- 月1回のペース(ピーリングの種類による)
- 肌が敏感な方は 1.5〜2ヶ月ごと
- 肌の状態により調整する
継続すると、肌の土台が整ってくるため、くすみや毛穴の詰まりが起こりにくい肌状態に安定しやすいというメリットもあります。
ケミカルピーリングの副作用・リスク・注意点
ケミカルピーリングは比較的安全性の高い治療ですが、薬剤を使う施術である以上、肌の状態によっては一時的な反応や注意が必要なケースがあります。
ここでは、医療現場でよく説明される副作用や、施術前後に気をつけるポイントを分かりやすくまとめます。
赤み・乾燥・ひりつきなどの副作用
ピーリング後は、薬剤が角質に作用した影響で、一時的な肌の反応が出ることがあります。
代表的なものは次のとおりです。
- 軽い赤み
- ピリッとした刺激感
- 乾燥しやすくなる
- つっぱり感
- むずむずするような違和感
これらは、肌が新しい角質へ切り替わる過程で起こりやすい反応で、多くの場合は数時間〜1日程度でおさまります。クリニックによっては、施術後にパックを行ったり、冷やしたタオルで肌を落ち着け、鎮静してくれます。
もし赤みや刺激が長引く場合は、薬剤の濃度や施術間隔が合っていない可能性があるため、ケミカルピーリングの施術を受けたクリニックに相談してみましょう。
避けるべきタイミング(日焼け直後・炎症中の肌など)
肌に負担がかかっている状態でのピーリングは、刺激が強く感じられたり、炎症が悪化する可能性があります。
次のような場合は、施術ができないことがほとんどです。施術を受ける前に必ずクリニックへ確認するようにしましょう。
- 日焼け直後・赤みが出ている状態
- ニキビが強く炎症しているとき
- 皮むけやかさつきが強いとき
- スキンケアや薬で刺激が出ているとき
- レーザー治療や脱毛直後(一定期間を空ける必要あり)
- 妊娠中・授乳中で使用が推奨されない薬剤がある場合
施術後のアフターケア(保湿・紫外線対策)
ピーリング後は、肌がいつもよりデリケートな状態になるため、アフターケアが非常に重要です。
正しくケアすることで、治療効果を最大限に引き出し、トラブルを防ぐことができます。
保湿をしっかり行う
ピーリング後は肌が乾燥しやすくなるため、
- 低刺激の保湿剤
- セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分
を中心に、たっぷりと水分を補いましょう。翌日以降も保湿を続けると肌が安定しやすくなり、ピーリングの効果も出やすくなります。
紫外線対策を徹底する
ピーリング後の肌は紫外線の影響を受けやすく、日焼け止めの使用は必須です。
- SPF30以上を推奨
- 長時間外出する日は塗り直し
- 帽子や日傘も有効
紫外線対策を怠ると、シミ・くすみの原因になることがあります。
当日の刺激を避ける
以下は翌日以降まで控えましょう。
- スクラブ洗顔
- アルコールの強い化粧品
- 長時間の入浴やサウナ
- 激しい運動での発汗
肌が落ち着くまで、やさしいスキンケアを心がけることが大切です。
どんな人に向いている?向いていない?

ケミカルピーリングは幅広い肌悩みに対応できる治療ですが、すべての方に適しているわけではありません。肌の状態や体質によっては慎重に判断する必要があります。ここでは、医療の立場から「向いているケース・控えたほうが良いケース」をわかりやすく整理します。
ピーリングが適している肌悩み
ケミカルピーリングは、主に角質の蓄積によって起こるトラブルに効果を発揮します。次のような症状がある方に向いています。
ニキビ・毛穴の詰まり
角質や皮脂が固まって毛穴をふさいでいる場合、ピーリングでスムーズに排出されやすくなり、ニキビができにくい状態に整います。
毛穴の黒ずみやざらつき
毛穴にたまった汚れを除去し、表面のなめらかさを高めます。
くすみ・トーンの乱れ
古い角質がたまっていると光の反射が悪くなり、肌が暗く見えます。ピーリングはこの状態を改善し、自然な明るさを引き出します。
乾燥によるごわつき
乾燥肌でも角質が厚くなることがあり、保湿が届きにくくなります。ピーリング後はスキンケアが浸透しやすくなります。
小じわ・ハリ不足
肌のキメが整うことで細かいシワが目立ちにくくなり、表面のハリ感も高まりやすくなります。
メイクがのりにくい
余分な角質が取り除かれることで、ファンデーションの密着が良くなり、仕上がりが均一になります。
控えたほうが良い肌質・持病
薬剤を使う治療のため、肌質や体調によっては負担が大きくなる場合があります。以下のようなケースは、施術を控えるか、医師の判断が必要です。
強い炎症をともなうニキビ
赤く腫れた状態や膿を持ったニキビは、ピーリングで悪化する可能性があるため、まずは炎症の治療を優先します。
重度の乾燥肌・敏感肌
角質が極端に薄くなっていると、刺激を強く感じることがあります。マイルドな薬剤に切り替えるか、別の治療を検討することもあります。
日焼け直後・外的刺激で赤みが出ている肌
肌がデリケートな状態のため、薬剤がしみやすく、炎症が悪化するリスクがあります。
アトピー性皮膚炎・湿疹が出ている部位
症状が落ち着くまではピーリングを避ける必要があります。炎症のある場所への施術は控えます。
妊娠中・授乳中
薬剤の種類によっては使用が推奨されないものもあり、医師の判断が必要です。
自己免疫系疾患や皮膚の治りが遅い疾患を持つ方
肌の回復が遅れる可能性があるため、施術の可否は慎重な判断が必要です。
レチノールや一部外用薬を使用している方
角質が薄くなっており、刺激が強く出る場合があります。一定期間の休薬が必要なケースもあります。
まとめ
ケミカルピーリングは、古い角質を整えて肌の生まれ変わりをサポートし、ニキビ・毛穴・くすみ・小じわなど幅広い悩みにアプローチできる治療です。1回でも変化を感じることがありますが、継続することでより安定した肌質改善につながります。
一方で、肌状態や薬剤との相性によっては刺激が出るケースもあるため、肌に合わせた薬剤選びと施術ペースの調整が大切です。
KANNO'A clinic では、医師が肌を丁寧に診察し、サリチル酸マクロゴールやマッサージピール(PRX-T33)の中から、個々の肌に合った治療をご提案しています。
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◆資格・所属学会
日本形成外科学会 専門医/日本美容皮膚科学会 正会員/日本創傷外科学会 正会員/日本形成外科手術手技学会 正会員/日本医学脱毛学会(医師会員)/歯科医師免許